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企画展「人間国宝 松井康成と原清展」

展覧会案内

会期:令和2年10月31日(土曜日)~令和3年3月21日(日曜日)
 
企画展「人間国宝 松井康成と原清展」

松井作品約55点、原作品約55点(計約110点)の当館所蔵の選りすぐりを展示

当館は、重要無形文化財「練上手」保持者の松井康成(1927-2003)と「鉄釉陶器」保持者の原清(1936-)の作品を多数収蔵しています。本展では、二人の作家の表現の深まりやひろがりにふれながら、それぞれが到達した美の形について掘り下げてます。
松井康成は、1960年代終わりに初期の練上を発表して以来、器胎表面に生じる亀裂を生かした「嘯裂(しょうれつ)」や「象裂(しょうれつ)」から、表面を研磨することで練上の文様を鮮やかに浮かび上がらせた「玻璃光(はりこう)」など、練上を中心に独自の表現を展開していきました。数ある作品の中でも作者が「美須麻流之珠(みすまるのたま)」と表現したような「珠」に対する思いにも焦点を当てて紹介します。
一方、原清は、重ね掛けした黒釉と褐色釉とをおおらかなフォームにあしらった「鉄釉陶器」を中心に、美しく青みがかった釉調が特色の「鈞窯(きんよう)」や、翡翠に似た発色をする「翠釉(みどりゆう)」など幅広い制作を展開しています。また、代名詞と言える馬文の大壺や大鉢などのほか、風に揺らぐ草花など自然を題材としたものが多く、彼の自然への愛着を感じさせます。
二人の人間国宝の技法や作風の展開など、様々な観点から着目し、彼らの作品の魅力を紹介します。
 
展示
会期 令和2年10月31日(土曜日)~令和3年3月21日(日曜日)
会場 茨城県陶芸美術館 地階企画展示室
開館時間 午前9時30分から午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし11月2日、11月23日、2021年1月11日は開館)
11月4日(水曜日)、11月24日(火曜日)、1月12日(火曜日)
年末年始(12月28日(月曜日)~1月1日(金曜日))
主催 茨城県陶芸美術館
観覧料 一般520(420)円/満70歳以上260(210)円/高大生520(420)円/小中生210(160)円
※(   )内は、20名以上の団体料金。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳又は指定難病特定医療費受給者証をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。土曜日は高校生以下無料。(ただし、長期休業日に当たるときを除く)
※10月31日(土曜日)、2月27日(土曜日)は70歳以上無料。
※11月13日(金曜日)は、全ての方が無料になります。

主な作品

  • 松井康成 練上嘯裂茜手壺
    松井康成 練上嘯裂茜手壺ねりあげしょうれつあかねでつぼ
    1982年 当館蔵
  • 松井康成 練上嘯裂茜手大壺「深山紅」
    松井康成 練上嘯裂茜手大壺「深山紅」ねりあげしょうれつあかねでおおつぼ しんざんこう
    1981年 当館蔵
  • 松井康成 練上風白地大壺「ロプノール」
    松井康成 練上風白地大壺ねりあげふうはくじおおつぼ「ロプノール」
    1987年 当館蔵
  • 松井康成 練上玻璃光大壺「西施」
    松井康成 練上玻璃光大壺「西施」ねりあげはりこうおおつぼ せいし
    1998年 当館蔵
  • 原清 鉄釉馬文大壺
    原清 鉄釉馬文大壺てつゆううまもんおおつぼ
    2005年 当館蔵
  • 原清 鈞窯八角鉢
    原清 鈞窯八角鉢きんようはっかくばち
    1972-1973年 当館蔵
  • 原清 鉄釉鳥文大鉢
    原清 鉄釉鳥文大鉢てつゆうちょうもんおおばち
    1995年 当館蔵
  • 原清 翠磁刻文香炉
    原清 翠磁刻文香炉すいじこくもんこうろ
    1993年 当館蔵
 

交通案内

交通案内
電車 JR常磐線で上野駅から友部駅(特急70分)友部駅から 「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分。友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分。
北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分。
常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分。
駐車場 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。
交通のご案内:周遊バスルートマップ

掲載日 令和3年7月19日 更新日 令和3年8月27日