現代・陶芸現象
展覧会案内
会期:平成26年9月13日(土曜日)~11月24日(月曜日・祝日)美しすぎ 気持ちわるすぎ 妖しすぎ
近年、日本の陶芸は、国際的な美術動向を反映しつつ、新たな表現を模索してきました。戦後間もなく走泥社に代表される革新的な美術団体が結成され、いわゆる前衛陶芸が登場し、陶芸は次第に用途を離れた現代芸術の一分野としての表現を確立していきます。さらに1980年代以降になると、大型の作品が増え、陶芸ないし現代陶芸が指し示す範囲は極めて広いものとなり、現在、全国の各産地を中心に陶芸ならではの技法と現代的アプローチを試みた様々な造形表現が生み出されています。
日本の「現代陶芸の現在」を見渡してみると、装飾過剰なもの、シンプルなもの、伝統をベースにに創造性を加えていくもの、伝統的なオブジェの系譜につながる造形表現の新たな展開を示すものなど、様々な表現が見られます。そして陶芸の制作プロセスを踏まえ、新たなフォルムや装飾といった造形表現に大きく踏み込み活躍する多くの作家が、様々な地点から新たな「現代」を創出しています。
本展では、日本における現代陶芸の現在を「現象」として捉え、現代陶芸の技術の高さと美しさだけにとどまらない表現の幅広さとその魅力を、出品作家69名、作品総数144点により余すところなく紹介します。
展覧会の様子が動画ニュースで紹介されました。
いばキラTV(2014年9月26日)
茨城新聞ニュース(2014年9月21日)
展示構成
出品総数144点※会場の都合により、若干点数が変わることがございます。予めご了承下さい。
第1章 器の展開(1.新しい感覚の器 2.伝統工芸の新風)
第2章 オブジェの展開(1.過剰的装飾 2.立体造形の展開 3.フィギュア)
主な作品
茶わん
桑田卓郎 2009
※「わん」は土へんに宛
彩刻磁鉢
石橋裕史 2010
かげを纏うかたち
猪倉高志 2011
Creature
今野朋子 2010
Nerikomi Porcelain「clematis」
室伏英治 2014
期間 | 平成26年9月13日(土曜日)~11月24日(月曜日・祝日) |
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開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日 ただし、祝日の場合は開館、翌平日休館。 |
主催 | 茨城県陶芸美術館 |
後援 | 笠間市/朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/NHK 水戸放送局/産経新聞社水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局 |
観覧料 | 一般720[570]円/高大生510[410]円/小中生260[210]円 ※[ ]内は、20名以上の団体料金。 ※満70歳以上の方、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。 |
交通案内
電車 | JR常磐線で上野駅~友部駅(特急70分)友部駅から 「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分。友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分。 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分。 常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分。 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。 |
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掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月27日