追悼 人間国宝 三代徳田八十吉展~煌めく色彩の世界~
展覧会案内
会期:平成23年9月23日(金曜日)~11月27日(日曜日)本展は人間国宝・三代徳田八十吉(1933-2009)の大回顧展です。八十吉は九谷焼の伝統的な色絵技法を発展させ、独自のグラデーション表現を生み出しました。本展では八十吉の初期から晩年までの代表作を紹介します。
三代 徳田八十吉展 耀彩壺「恒河」
2003年 小松市立博物館蔵
石川県小松市に生まれた三代八十吉は「上絵付(九谷)」で国の無形文化財に指定された祖父・初代八十吉から古九谷釉薬を、父・二代 八十吉からは、富本憲吉直伝の現代陶芸を学びました。伝統的な色絵技法に飽き足らず、「九谷焼は、中国の山水画、狩野派の花鳥絵など、その時代に合った絵を描いてきた。現代に生きる自分にとって魅力を感じるのは抽象画だ」と考え、研究を重ねます。徳田家に伝わる古九谷五彩の紺、紫、緑、黄、赤のうち、ガラス成分のない赤を除いた4色の釉薬から200以上もの中間色を創り出し、宝石のように煌めくグラデーション作品を発表しました。
本展では三代八十吉が修業時代に制作した古九谷様式の作品から、古稀記念で挑んだ直径70センチを超す大作群、そして最晩年の曲文・多面までの代表作品をご紹介します。また、三代八十吉の色やデザインの根源である古九谷、吉田屋の名品と、初代八十吉、二代八十吉の作品を併せて展示し、九谷焼の系譜をたどります。
三代 徳田八十吉
耀彩鉢「創生」
1991年 東京国立近代美術館蔵
三代 徳田八十吉
耀彩壺「恒河」
2006年
三代 徳田八十吉
耀彩鉢「石畳」
1989年
期間 | 平成23年9月23日(金・祝)~11月27日(日曜日) |
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主催 | 茨城県陶芸美術館・朝日新聞社 |
後援 | 石川県・小松市・加賀市・能美市・NHK水戸放送局・茨城新聞社 |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日 ただし、10月10日(月・祝)、11月21日(月曜日)は開館し、10月11日(火曜日)は休館。 |
観覧料 | 一般700[550]円/高大生500[400]円/小中生250[200]円 ※[ ]内は20名以上の団体料金。 ※満70歳以上の方、障害者手帳・療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。 ※夏季休業期間を除く土曜日は高校生以下無料。 |
交通案内
電車 | JR常磐線で上野~友部駅(特急70分)友部駅から「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分、常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。 |
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掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月27日