THE KASAMA ルーツと展開
展覧会案内
会期:平成22年4月17日(土曜日)~6月20日(日曜日)江戸時代の後期、安永年間(1772~1780)、笠間に窯業の火が灯りました。以来、笠間は約230年後の今日まで関東最古のやきものの産地として営々と操業を続けてきました。全国的に見れば、信楽や丹波など1000年以上の歴史を持つ産地に比べ、まだまだ若い産地と言えます。しかし、その始まりには諸説あるなど、謎も多いやきものでもあります。
また、現在の笠間は自由な雰囲気と大都市に近いという利点から、いち早く作家達の里として転換を図り、全国各地や海外から陶芸を志す若い世代が集まりました。こうして「地方色」や「伝統」から解き放たれ、笠間は新たな産地の様相を呈してきました。一方で笠間で採れる陶土や釉薬の研究を重ねつつ、モダンな解釈を加え、新たな「笠間焼」を追求する作家や窯元の姿も見られます。
開館10周年を記念する本展は、「ルーツ編」で、信楽、相馬、益子といった笠間焼に縁のある他産地との比較からそのルーツを探ると共に、「展開編」では、県内を中心に活躍を続ける114人の陶芸家の作品により茨城陶芸の「今」を紹介します。
《信楽焼 青簾壺》
江戸後期~明治
滋賀県立陶芸の森蔵
《笠間焼 糠白釉二彩流掛火鉢》
明治
個人蔵
《益子焼 黒釉青流文茶壺》
明治
益子陶芸美術館蔵
《伊藤公象 JEWELの襞》
2010年
個人蔵
《荒田耕治 緑藻釉幾何紋様花瓶》
2004年
個人蔵
《伊藤東彦 布目梅文水指》
2007年
個人蔵
期間 | 平成22年4月17日(土曜日)~6月20日(日曜日) |
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休館日 | 月曜日(ただし、5月3日<憲法記念日>は開館、5月6日休館) |
主催 | 茨城県陶芸美術館 |
観覧料 | 一般700[550]円/高大生500[400]円/小中生[250]200円 ※[ ]内は20名以上の団体料金。満70歳以上の方、障害者手帳・療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。 本展覧会会期中の土曜日は高校生以下無料。 |
交通案内
電車 | JR常磐線で上野~友部駅(特急70分) 友部駅から「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分 友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分、常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。 ※陶炎祭(4月29日~5月5日)の期間中は駐車場が有料となりますが、展覧会をご覧いただく方には美術館受付で返金いたします。 |
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掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月27日