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トップ展覧会平成22年度企画展> 人間国宝と古陶‐対峙する眼と手

人間国宝と古陶‐対峙する眼と手

展覧会案内

会期:平成22年9月18日(土曜日)~11月21日(日曜日)

「芸術上価値が高く、芸術に資する技術として貴重であり又は工芸史上重要な位置を占めるもので、かつ地方的特色が顕著なもの(重要無形文化財指定基準第4項)」 ―当館では、開館以来、やきものの「技術」と「芸術」に注目し、重要無形文化財保持者―いわゆる「人間国宝」の作品の収集と紹介につとめてきました。
各地で古窯趾の発掘や研究が進み、多くの名品を目にすることができるようになった近代、日本の陶芸家たちは古陶磁と対峙しました。ある作家は産地に眠る古来の技術を「復興」することから、またある作家は、他産地の窯を巡るなかで「発見」した技術を、自らの制作の刺激剤とすることから,新たな表現を生み出しました。「人間国宝」たちは、それぞれの地方に伝わる技術をどのように継承し、またどのように新たな表現を生みだしてきたのでしょうか。
本展では、今年度新たに認定された加藤孝造(瀬戸黒)を含む陶芸分野の人間国宝34名の作品が勢ぞろいします。古陶磁と近代の名品を向かい合わせて展示し、人間国宝たちの技術のルーツと、新たな表現の展開を探ります。

あるコレクターの眼‐S氏コレクション 鈴木治の泥象・青白磁
 
展示
期間 平成22年9月18日(土曜日)~11月21日(日曜日)
主催 茨城県陶芸美術館
観覧料 一般700[550]円/高大生500[400]円/小中生[250]200円
※[  ]内は20名以上の団体料金。満70歳以上の方、障害者手帳・療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。
 
  • 二ツノ面ノ白イ泥像
    「色絵三方割菊唐草文壺」肥前・有田窯
    江戸時代(17世紀後期)
    十四代柿右衛門蔵
  • 黒いペガサス
    十四代酒井田柿右衛門「濁手菊文花瓶」
    平成14年
    茨城県陶芸美術館蔵
  • 泥象 一
    「白地鉄絵魚藻文深鉢」
    中国・金時代(12 ~ 13 世紀)
    個人蔵
  • 風の十字路
    石黒宗麿「白地黒絵魚文扁壺」
    昭和15~16年頃
    東京国立近代美術館蔵
  • 寿盃
    「三彩壺」唐時代(8世紀)
    早稲田大学會津八一記念博物館蔵
  • 墨絵壺
    加藤卓男「三彩花器爽容」
    平成11年
    茨城県陶芸美術館蔵
  • 掌上泥象 三十八景ノ内
    「色絵捻文丸文繋皿」肥前・古九谷様式
    江戸時代前期(17 世紀)
    愛知県陶磁資料館蔵
  • 掌上泥象 海 二十種ノ内
    富本憲吉「色絵四弁花更紗模様六角飾筥」
    昭和20年
    奈良県立美術館蔵

交通案内

交通
電車 JR常磐線で上野~友部駅(特急70分)  友部駅から「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分  友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分
北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分、常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分
駐車場 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。

交通案内図

掲載日 令和3年7月1日 更新日 令和3年8月27日