人間国宝 濱田庄司展
展覧会案内
会期:平成22年1月23日(土曜日)~3月22日(月曜日・祝日)民藝陶器の人間国宝(重要無形文化財保持者)である濱田庄司(1894~1978)は、現在の神奈川県川崎市に生まれました。19歳で東京高等工業学校窯業科に入学し、そこで板谷波山に学びます。卒業後、先輩の河井?次郎とともに京都の陶磁器試験場に入り、釉薬の研究に4年ほど携わりました。大正9年(1920)、26歳の時にイギリスの陶芸家バーナード・リーチとともにイギリスのセント・アイヴスに渡り、工芸作家としての活動を開始しました。
1924年に帰国した後、栃木県益子に拠点を移した濱田は、沖縄の古窯「壺屋」で伝統的な技法やかたちを学び、「黍文(きびもん)」や「赤絵」など、濱田の独特な表現を身に付けました。また、民藝運動の中心人物として各地の窯を調査し、その成果を自らの制作にも活かすなど、第一線で活躍した作家です。
本展覧会は、絵描き志望であった学生時代に投稿した雑誌の挿絵やイギリスのセント・アイヴス時代に制作された初期作品から晩年の作品までの約170点の資料をもとに、濱田庄司の生涯にわたる作品を通覧できる展覧会です。濱田庄司の足跡をたどり、陶芸家として全貌を紹介します。
白釉黒流描大鉢(しろぐすりくろながしがきおおばち)
昭和42年(1967年)
川崎市市民ミュージアム蔵
ガレナ釉蓋壺(がれなゆうふたつぼ)
大正11年(1922年)
益子参考館蔵
柿釉赤絵角瓶(かきぐすりあかえかくびん)
昭和49年(1974年)
川崎市市民ミュージアム蔵
青釉文打十字流掛角皿(あおぐすりもんうちじゅうじながしがけかくざら)
昭和33年(1958年)
日本民藝館蔵
赤絵皿(あかえざら)
東京工業大学百年記念館蔵
青釉白黒流掛大鉢(あおぐすりしろくろながしがけおおばち)
1956年頃
茨城県陶芸美術館蔵
期間 | 会期:平成22年1月23日(土曜日)~3月22日(月曜日・祝日) |
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休館日 | 月曜日 ただし3月22日(月曜日)は開館、3月23日(火曜日)は休館。 |
主催 | 茨城県陶芸美術館 読売新聞東京本社 美術館連絡協議会 |
助成 | 芸術文化振興基金 |
協賛 | ライオン 清水建設 大日本印刷 |
後援 | 笠間市 益子陶芸美術館 益子参考館 NHK水戸放送局 茨城新聞社 下野新聞社 |
協力 | 笠間市教育委員会 茨城県工業技術センター窯業指導所 |
観覧料 | 一般700[550]円/高大生500[400]円/小中生250[200]円 ( )内は20名以上の団体料金。満70歳以上の方、障害者手帳・療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。本展覧会会期中の土曜日は高校生以下無料。 |
交通案内
電車 | JR常磐線で上野~友部駅(特急70分)友部駅から「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分 友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分。 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分 常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください |
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掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月30日