テーマ展「ゾクッとするリアリズム ―ゾウムシVSシーラカンス―」
展覧会案内
会期:平成30年12月12日(水曜日)から6月2日(日曜日)現代陶芸の表現が多様化する中で、人や動物などの生き物を題材にしたオブジェをつくる作家の活躍が目に留まるようになってきました。
日本において、人や動物など生き物を題材にしたやきものは、古いものでは縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪があります。その他にも、鎌倉時代から江戸時代にかけて生産が盛んであった瀬戸の陶製狛犬、江戸時代に生産された肥前有田の磁器製の人形や備前の細工物、近代に入って「ノベルティ」としてアメリカを中心に輸出された瀬戸の陶製人形といった具合に、さまざまな時代に、それらは祈りや愛玩の対象としてつくられ続けてきました。
そして、現代においては、作家自身がイメージした世界観、あるいは純粋に好きなものをつくることを目的として生き物をモチーフに選び、土の可塑性や焼成効果に着目し、造形の面白さやリアリティーを追求する作家が多くみられるようになっています。作家自身がお気に入りの生き物をモチーフに選び、その生き物に対する愛情ともとれる思いを注ぎ込んだ作品からは、強烈な存在感が感じられます。
本展では、海洋生物をモチーフに関西で活動する今井完眞と、昆虫をモチーフに関東で活動する奥村巴菜の作品により、リアリティーとオリジナリティーが融合した表現の魅力を紹介します。
会期 | 平成30年12月12日(水曜日)~6月2日(日曜日) |
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場所 | 茨城県陶芸美術館 第2展示室 |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 休館日:月曜日(ただし、祝日の場合は開館し、翌日休館) 12月27日(木曜日)~1月1日(火曜日) |
観覧料 | 一般310(260)円 満70歳以上150(130)円 高大生260(210)円 小中生150(120)円 ※( )内は、20名以上の団体料金。 ※満70歳以上の方、障害者手帳、療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。 ※土曜日は高校生以下無料(長期休業日にあたる時を除く)。 |
奥村巴菜
奥村巴菜
未来ツノゼミ(2014)
陶虫II−ゾウムシ−陶虫IV−テントウムシ−陶虫III−ゾウムシ−陶I−カミキリ−(2013)
ゾウムシ様(2015)
ツノゼミ様−風−(2016)
ツノゼミ様−雷−(2016)
今井完眞
今井完眞
渡蟹(2016)
海亀(2017)
椰子蟹(2015)
シーラカンス(2017)二体目
シーラカンス(2017)三体目
交通案内
電車 | JR常磐線で上野駅から友部駅(特急70分)友部駅から 「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分。友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分。 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分。 常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分。 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。 |
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掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月26日