いばらき工芸大全I ガラスの巻
展覧会案内
会期:平成26年1月2日(木曜日)~3月23日(日曜日)茨城の工芸といえば笠間焼(陶器)、結城紬(染織)、春慶塗(粟野春慶)(漆工)などがよく知られていますが、実はガラス工芸も忘れてはならない存在です。
古くは古墳等から出土したガラス玉にはじまり、一橋徳川家の伝来品、また北茨城市のシリカや龍ヶ崎市のカガミクリスタルといった、ガラスを生産する工房や企業、茨城を拠点に制作活動を行っている個人作家もいます。さらに、岩田藤七(1893-1980)・久利(1925-1994)、各務鑛三(1896-1985)、藤田喬平(1921-2004)、ハーヴェイ・リトルトン(1922- )ら、日本や世界の近現代ガラス工芸を代表する巨匠達の作品も、茨城県内各地で所蔵されています。
この「いばらき工芸大全」は、茨城工芸の魅力を陶芸にとどまらず、工芸全般に広げて紹介していく試みです。今回はその第一弾として「ガラス」を採り上げ、「茨城ゆかりのガラス」「茨城にあるガラスの名品」の数々を一堂に集めてご紹介いたします。
展覧会構成
第I章 いばらき「ガラス」コレクション
- I‐1:古代から近代へ
古墳からの出土ガラス<古代> / 一橋徳川家伝来品<近世>
ボヘミアのアール・ヌーヴォー<近代> - I‐2:近現代ガラス工芸の巨匠たち
各務鑛三/岩田藤七と岩田久利
藤田喬平と世界の巨匠たち - I‐3:現代の作家たち―ガラス工房シリカ(北茨城市)のコレクションから
第II章 いばらきで活躍する作家たち
松浦松夫/迫 二郎/鵜沢文明/塩谷直美/阿比留生吾/大久保重美/武井盛彦/杉山洋二/河上智美
各務鑛三(かがみこうぞう)飾皿「祈り」
1929年
カガミクリスタル株式会社蔵
<茨城県指定有形文化財>
三昧塚古墳出土ガラス製丸玉及びガラス製小玉
5世紀後半~6世紀初期
茨城県立歴史館蔵
一橋徳川家伝来
紅ビードロ瓶
茨城県立歴史館蔵
一橋徳川家伝来
緑ガラス花文様砂糖入
茨城県立歴史館蔵
ヨハン・レッツ・ヴィトヴェ工房
「赤の現象」装飾の花器
1898年頃
岩田藤七
金彩三筋茶碗
1973年 茨城県近代美術館蔵
岩田久利
黒窯網掛壺
1986年 茨城県近代美術館蔵
藤田喬平
飾箱「紅白梅」
1994年 北茨城市蔵
藤田喬平
Apple
1999年
高橋禎彦
ARC
北茨城市蔵
期間 | 平成26年1月2日(木曜日)~3月23日(日曜日) |
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開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日[ただし、1月13日(月曜日・祝)は開館、翌1月14日(火曜日)は休館] |
主催 | 茨城県陶芸美術館 |
後援 | 朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/NHK水戸放送局 |
観覧料 | 一般700[550]円/高大生500[400]円/小中生250[200]円 ※[ ]内は、20名以上の団体料金。 ※冬期休業期間を除く土曜日は高校生以下無料。 ※満70歳以上の方、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。 |
交通案内
電車 | JR常磐線で上野駅~友部駅(特急70分)友部駅から 「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分。友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分。 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分。常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分。 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。 |
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掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月30日