イベントレポート【クロッシング茶会(春風萬里荘での茶会)】
春風萬里荘で茶会を実施しました(笠間日動美術館とのコラボ企画)
令和6年6月9日(日曜日)に、笠間に移築された北大路魯山人の旧居「春風萬里荘」(笠間日動美術館分館)において、企画展「魯山人クロッシング」の関連行事として「クロッシング茶会」を実施しました。陶芸家などのアーティストが亭主となってしつらえた茶室にて、地元茨城県の高校茶道部の生徒がお点前を行い、参加者の方々にお抹茶を差し上げました。
参加者には、6月の季語、蓑笠(さりゅう)になぞらえて「蓑(みの)席」と「笠(かさ)席」と名付けられた2つの茶室でそれぞれ薄茶を楽しんでいただきました。春風萬里荘の「夢境庵」を利用した「蓑席」は、美濃の陶芸家である加藤委氏と新里明士氏に、川井雄仁氏を加えた3名によるしつらえが施されました。加藤氏の掛け軸や川井氏の床かざり、作家各々が制作した茶碗や茶道具が用いられました。「笠席」は、笠間の作家を中心として、陶芸家の小堤晶子氏、後関裕士氏、木工作家の安彦年朗氏が亭主を務めました。春風萬里荘の和室に仮設の壁面および床の間を設置し、この日限りの茶室空間がつくりだされました。こちらの茶室もすべて亭主である作家各々が制作した道具類によるしつらえが施されました。
また、当日参加可能の「点て出し席」を設け、「蓑席」「笠席」と同様の茶碗での薄茶を楽しんでいただきました。
春風萬里荘「夢境庵」
床の間(蓑席)
茶道具(蓑席)
茶道具(蓑席)
菓子器(蓑席)
寄付(蓑席)
床の間(笠席)
茶道具(笠席)
茶道具(笠席)
菓子、菓子器(笠席)
茶会の様子(笠席)
えんがわ(笠席)
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掲載日 令和6年6月9日
更新日 令和6年6月18日
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