テーマ展「進化する磁器」
展覧会案内
平成29年2月22日(水曜日)から6月18日(日曜日)磁器は、陶石と呼ばれる石を粉状に砕き、粘土状にした磁土からつくられます。きめが細かく、不純物のない素地の白さが特徴ですが、反面、成形には熟練した技術を要し、完成時の傷や汚れを嫌うなど、制作には常に困難が伴います。しかし近年は、そうした難しさにも関わらず、自身の表現の素材として磁器を選ぶ作家が多くなっています。
本展では、現代作家の磁器の表現を、1980~90年代と、2000年代以降の、2章に分けてご紹介します。泥漿(泥状の磁土)を型に流し込んで造形作品をつくる、器胎を削り出すことで理想のラインを生み出す、さらには、細かな造形が可能な磁土の特性を生かし、微細なパーツを組み合わせて密度高く装飾を施した作品など、磁土ならではの特性や制作プロセスを応用してつくられた、現代感覚あふれる作品の数々をご紹介します。

深見陶治 瞬II
1998年 当館蔵
和田 的 白器 記憶
2016年 個人蔵
佐藤典克 白磁大鉢
~縒器(よりき)~
2014年 当館蔵
出和絵理 Forest
2016年 個人蔵
(C)Takeru KORODA 「5Rooms-感覚を開く5つの個展」
神奈川県民ホールギャラリー 2016年
冨川秋子 氷青釉鉢―氷解く―
2012年 当館蔵
星野友幸 練継花器
2013年 当館蔵
中田博士 真珠光彩壺
2015年 当館蔵
中田雅巳 SEN
各2016年 当館蔵
会期 | 平成29年2月22日(水曜日)から6月18日(日曜日) |
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会場 | 茨城県陶芸美術館 第2展示室 |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、祝日の場合は開館し、翌日休館) |
観覧料 | 一般310[260]円/高大生260[210]円/小中生150[120]円 ※[ ]内は、20名以上の団体料金。 ※満70歳以上の方、障害者手帳、療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料 ※土曜日は高校生以下無料(長期休業日にあたる時を除く)。 |
交通案内
電車 | JR常磐線で上野駅から友部駅(特急70分)友部駅から 「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分。友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分。 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分。 常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分。 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。 |

掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月30日