魅惑の北欧アール・ヌーヴォー塩川コレクション ロイヤル コペンハーゲン ビング オー グレンダール展
展覧会案内
会期:平成24年1月2日(月曜日・祝日)~3月18日(日曜日)デンマークが誇る名窯「ロイヤル コペンハーゲン」と「ビング オー グレンダール」の19世紀末から20世紀初頭に制作されたアール・ヌーヴォー磁器を紹介します。
「鷺センターピース」
ビング オー グレンダール
1902-14年 塩川コレクション
デンマークが誇る名窯「ロイヤル コペンハーゲン」とともに、かつてそれと人気を二分した「ビング オー グレンダール」の19世紀末から20世紀初頭に制作されたアール・ヌーヴォー磁器を紹介します。
ロイヤル コペンハーゲンといえば、白地に青一色の「ブルーフルーテッド」や「イヤープレート」のシリーズが有名ですが、およそ1世紀前のアール・ヌーヴォー全盛期には、淡いグラデーションの釉下彩、鮮やかな虹彩を生じる結晶釉など、当時の最先端を誇る多彩な釉薬技術によって世界をリードした窯でした。動植物や昆虫など、自然のモティーフをかたどった優美なフォルムと、清澄な色合いは世界的な脚光を浴び、アール・ヌーヴォーのピークといわれる1900年のパリ万国博覧会ではグランプリを受賞しています。
この博覧会を目の当たりにした日本の陶磁器業界は、旧態依然とした自国の状況との差に衝撃を受けました。デザインの刷新や釉下彩技法の習得が積極的に行われるようになり、板谷波山ら日本の陶芸家達にも大きな影響を与えています。
本展覧会は、横浜市在住のコレクター塩川博義氏の協力を得て、これまで日本で紹介される機会の少なかったアール・ヌーヴォー期におけるロイヤル コペンハーゲン、ビング オー グレンダールの多彩な作品を一堂に展示するとともに、明治時代後半の日本の釉下彩作品も併せて紹介するものです。
「植物文花瓶」
ロイヤル コペンハーゲン
1892年 塩川コレクション
「花文カップ&ソーサー」
ロイヤル コペンハーゲン
1900-22年 塩川コレクション
「トカゲにナメクジ小皿」
ロイヤル コペンハーゲン
1903-08年 塩川コレクション
「結晶釉白熊トレイ」
ロイヤル コペンハーゲン
1925年
「花文花瓶」
ビング オー グレンダール
1920年 塩川コレクション
「一夜茸花瓶」
ビング オー グレンダール
1895-98年 塩川コレクション
期間 | 平成24年1月2日(月曜日・祝日)~3月18日(日曜日) |
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主催 | 茨城県陶芸美術館 |
後援 | 茨城新聞社 |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日 ただし、1月2日(月曜日・祝日)・1月9日(月曜日)は開館、1月10日(火曜日)は休館。 |
観覧料 | 一般700[550]円/高大生500[400]円/小中生250[200]円 ※[ ]内は、20名以上の団体料金。 ※満70歳以上の方、障害者手帳・療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。 ※毎週土曜日は 高校生以下無料。 |
交通案内
電車 | JR常磐線で上野~友部駅(特急70分)友部駅から「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分 友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分、常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。 |
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掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月30日