企画展「現代陶芸・案内(ガイド)」
展覧会案内
会期:平成28年7月16日(土曜日)~9月11日(日曜日)日本の陶芸は今日、かつてないほどの活況を呈しています。特に2000年以降、シャープで洗練された新しい形の器や、微細なパーツが密集し増殖するかのようなオブジェなど、従来の陶芸のイメージを変える作風の作家が次々と登場しました。彼らは、土を形にし、釉薬をかけ、焼成するという陶芸のプロセスに沿いながら、現代の感覚を反映させ、斬新な作品を生み出しています。こうした発展の背景には、近代の作家たちが伝統のスタイルを尊重しつつも、そこに自身の感性をぶつけることで、新たな造形を生み出してきた歴史があります。
2016年4月、現代陶芸をリードする人材の育成を目指し、茨城県立笠間陶芸大学校が開校しました。この機に、戦後の陶芸界を牽引した作家から、新進の若手作家、海外の著名作家に至るまで、様々な作品を集めた展覧会を開催します。「むずかしい」「わからない」と思われがちな現代陶芸の世界を、陶芸の知識がある方もない方も楽しんでいただけるよう、わかりやすく「
会期 | 平成28年7月16日(土曜日)~9月11日(日曜日) |
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会場 | 茨城県陶芸美術館 地下1階企画展示室 |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、7月18日(月・祝)は開館、19日(火曜日)休館、8月15日(月曜日)は臨時開館) |
主催 | 茨城県陶芸美術館 |
協賛 | 筑波銀行 |
観覧料 | 一般720(570)円/高大生510(410)円/小中生260(210)円 ※( )内は、20名以上の団体料金。 ※満70歳以上の方、障害者手帳、療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。 ※7月16日(土曜日)、9月3日(土曜日)、9月10日(土曜日)は高校生以下無料。 |
主な作品
八木一夫 「曲」
1964年
岐阜県現代陶芸美術館蔵
加守田章二「曲線文扁壺」
1970年
岐阜県現代陶芸美術館蔵
熊倉順吉「ジャズの城」
1977年
岐阜県現代陶芸美術館蔵
井上英基「碧彩鉢」
2015年
当館蔵
新里明士「光水指」
2011年
個人蔵
五味謙二「彩土器」
2013年
岐阜県現代陶芸美術館蔵
田中知美「ある夜の出来事」
2014年
当館蔵
齋藤敏寿「水蒸気破裂98911」
1989年
岐阜県現代陶芸美術館蔵
藤井実佳「女子力増殖マシーン」
2014年
個人蔵
和田的「宇宙への階段」
2014年
個人蔵
交通案内
電車 | JR常磐線で上野駅から友部駅(特急70分)友部駅から 「かさま観光周遊バス」(料金100円、定員36名)で20分。友部駅でJR水戸線に乗り換え笠間駅(9分)下車、笠間駅からタクシーを利用して5分。 |
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車 | 北関東自動車道、友部インターから10分、笠間西インターから15分。 常磐自動車道、岩間インターから25分、水戸インターから30分。 |
駐車場 | 笠間芸術の森公園北駐車場(300台)をご利用ください。 |
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掲載日 令和3年7月1日
更新日 令和3年8月27日